EL OLIVAR
The Olive Grove
オリーブ農園
トレド県を流れるタホ川の岸部は、階段式の風景が典型的な姿で、南側の斜面は湿地帯から山の丘陵地帯まで起伏を持っています。
このような地形の標高400mから600mの軽い起伏のある立地条件の中に、我々のオリーブ農園は、他の栽培物と混在しながら存在します。
オリーブの栽培は、この地域では古くから実施されており、キリスト教徒とイスラム教徒が共存していた中世から栽培されていたという事実が、モサラベ語の記録でも残っています。
気候は厳しく、冬は寒くて夏は暑く、ドライで高温に達するので、オリーブなどの木には虫がつき難く、害虫や病気から自然に守られていると言われています。
雨量が少ないため、近代的な欠陥のない灌漑システムが、優れた品質の果実を育て、健康的な木の成長を促し、デリケートな風味を持つオリーブの栽培には欠かせないものになっています。
秋の到来と共に気温が下がり氷結が発生しない内に、理想的なオリーブ果実の収穫は実施されます。
ひとつひとつの木から直接摘み取られたオリーブの実は、その劣化を防ぐために、すぐにアルマサラ=圧搾所へ運ばれます。
一貫性があり注意深く献身的なスタッフのもとで、オリーブ栽培はより完成度を増したものとなりました。